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予算を抑えながら住みやすい家を作る方法

予算を抑えながら住みやすい家を作る方法

可能な限り予算を抑えながら家づくりはするべきだ。

というのが我々の持論なのですが、

予算圧縮を建物だけでおこなおうとすると、

結果的に住みづらい家を作ってしまう可能性が高くなってしまいます。

 

というのも、

あたなが必要だなと思っている部屋数や大きさを

予算を圧縮しつつ忠実に実現しようとすると、

必然的に、

一階にLDKと水回り、

二階にそれぞれの個室を作り、余ったスペースに収納を作ってしまいます。

 

そしてその結果、

本当に収納が必要な一階に収納がほとんどなく、

現在も、これからも、老後もずっと生活の中心となる、

リビング・ダイニング・キッチンのすべてが、

いつもモノであふれるゴチャゴチャした家になってしまいます。

 

この状況だけでも、

すでに住みにくそうな家だと思いませんか。

 

こんばんは、

シンプルノート岡山北スタジオの松本です。

 

よく階段下収納のような畳半畳程度の収納を

数多く作っている間取りを見かけます。

こういった家は一見無駄なくスペースを活用し、

収納作りに工夫しているようにもみえます。

 

しかし、上記のような収納は、

使い勝手も、コスパの面でも、

以外に難がある収納だったりします。

 

・手前半分が無駄になる

半畳収納は奥行きが78cmと奥行きが深いのですが、

実際、収納にしまうモノのほとんどが、

奥行きの半分39cmがあれば十分に収まるモノばかりです。

となると、その収納は半分しか有効に使えません。

 

・奥に置いたものが分からなくなる

かと言って、収納スペースを無駄なく使う為、

奥半分にモノを押し込み、

手前半分にもモノをドンドンおいていくと、

そもそもそこに何を片付けたか分からなくなってしまいます。

その結果、収納の奥底に眠っているモノと同じモノを、

再び買ってしまうという、無駄な出費を招いてしまいます。

 

・ドアの数が多くなり、コストアップになる

小刻みに収納を作るとどこになにを置いたかわからなくなりやすくなりますし、

収納ごとにドアを付けていけば、

当然ドアごとにお金がかかります。

種類にもよりますが、2~3万円ぐらい1枚につきかかります。

 

また、収納にドアを付けると、

見えなくなるので、心理的にモノを詰め込みやすくなります。

 

ですので、このような半畳収納を作る時には、

使い方や入れるモノまで考えたうえで作る必要があります。

そこまでなかなか考えられない場合は、

もっと使い勝手の良い収納を、

最適な場所に作る必要があります。

 

・よくいる場所の近くに使いやすい収納を作る

つまりLDKの近くに収納を作ることが、

最も収納を有効に使える方法ではないでしょうか。

そして可能であれば一つの収納で、

家中のすべてのモノが収納できれば、

もうモノを探し回ることはなくなりますよね。

 

日用品のストックや季節物の衣類はともかく、

子供のおもちゃや、絵本、学習道具、

いつもいつも、わざわざ2階まで取りにいきますでしょうか。

 

2階にしか収納がなければ取りにいくしかありませんが、

めんどくさいし、時間ももったいないですよね。

だから、置き場のないはずの1階においてしまい、

LDKがちかかり放題になってしまうんですね。

 

・コストを下げる工夫も同時に必要

しかし、ただでさえ余裕のない1回に大型収納を作ってしまうと、

1階ばかりがドンドン大きくなってしまい、

コストアップにつながります。

ですから、そうならないように工夫をすることを忘れてはいけません。

必要以上に大きい部屋を小さくするとか、

必要のない廊下を削るとか。

 

以前にお伝えしましたが、

土地取得費用を抑えることもコストダウンには重要ですし、

外構費用を抑えることもコストカットには重要な要素です。

 

土地をぐっと安いところにする、

建物をぐっと小さくする、

のではなく、少しずつ、

トータルでコストカットをする事がコツになります。

 

夢に限りはありませんが、

予算には限りがありますよね。

 

可能な限り予算を抑えながら、

いつまでも住みやすい家づくりをするように心がけていただければと思います。

 

 

 

 

 

予算を抑えながら住みやすい家を作る方法