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表と裏を同時に考えるバランス

おはようございます。

耐震に関する質問をいただく度に、

「シンプルノートは平屋が基本ですから!」

とお答えしているシンプルノート岡山北/倉敷スタジオの風間です。

 

つまり、そもそも2階がない平屋は、

上からの荷重が少なく、

かつ重心がしっかり安定しているため、

台風の強烈な風圧の影響も受けにくいですし、

また、地震の時の激しい揺れの影響も

受けにくいということです。

 

また、それが結果的に

耐久性を高める要素にもなるし、

99.999%、2階の床が抜けて

落っこちてくることもないです。

 

耐震等級3という安心

 

とはいえ、それでもまだ

不安がある方もいらっしゃると思うので、

その場合は「耐震等級3」

の取得をオススメしているのですが、

これは要するに「保険」だと

考えていただいていいと思います。

 

安心を買うために追加でお金を払っていただく

というイメージです。

25万円ぐらいの費用を、です。

家のバランスさえよければ、

確実に耐震等級3は取得出来ますから。

 

コスト意識を持つこと

 

「弊社は耐震等級3が標準です!」とか、

「弊社は制振ダンパーが標準です!」といった謳い文句を、

並べている住宅会社さんがありますが

ここでお家を建てる側のお客様に理解しておいていただきたいことは、

「標準となるスペックが高くなれば、

その分建築コストも高くなる」ということです。

 

先程お伝えさせていただいたように、

耐震等級3を取るにも25万円ほどコストがかかるわけですし、

制振ダンパーをつけるにしても、

40〜50万円ほどコストがかかるわけですから。 

 

また、室内の壁を漆喰仕上げにする場合、

壁紙(クロス)よりも100〜150万円ほど高くなりますし、

外の壁を塗り壁(漆喰)にする場合、

窯業系サイディングよりも100万〜200万円ほど高くなります。

 

さらに、床暖房を設置する場合、

しない場合より80〜100万円高くなりますし、

キッチンでも選ぶものによったら、

あっという間に100万円ぐらいは高くなります。

 

つまり、いいな~と思う要素を取り入れたいと思えば、

そのためにはそれ相応のコストがかかってしまうというわけです。

 

コストはなにより大切な観点

 

このように、お金さえかければ、

お家はどんどんよくなっていきます。

あなたが思い描く理想にどんどん近づいていきます。

 

しかし、あくまでそれは

予算が許す限りで考えていただきたいですし、

どうしてもやりたいことがあるのでしたら、

何か別のところでコストを調整するべきではないでしょうか。

 

例えば、どうしても耐震等級3を取りたい!けど、

予算もこれ以上かけられない、、、としたら、

25万円分削れるところがないかを同時に考えていただきたいですし、

どうしても漆喰の壁にしたいけど、

予算もこれ以上かけられないとしたら、

100〜150万円分削れるところがないかを

同時に考えるべきなのですが、

これだけ大きな金額を削るとなると、

面積を小さくするしか方法がありません。

 

となると、2〜3坪(4〜6帖)ほど

面積を小さくしなければいけないのですが、

そのために、どこなら削ってもいいのかを

あらかじめ考えておくことが大切です。

 

これから先、

私たちの可処分所得は下がっていくでしょうし、

子どもや老後のために、また家を維持していくために、

たくさんのお金が必要となるので、

家づくりにお金をかけ過ぎるべきではないと思っております。

 

でも、かといってお家の品質を落とすべきではないので、

コストをかけないようにしながら、

品質の良いお家を建てることが

なにより大切なこととなってきます。

 

そんなわけなので、

大切な予算をしっかり守りながら

いいお家が建てられるように、

プラスとなる知識だけじゃなく

マイナス出来る知識も持ち合わせながら、

家づくりをしていただければと思います。

 

それでは、、、