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資金計画の事前準備のやり方

前回のブログでは、ローンの返済額を決めるに当たって

まずは家計の収支を把握してくださいというお話をしましたが、

では、あなたはどれくらい家計の収支状況を把握されているでしょうか?

 

正直な話でお伝えすると、

どんなものにお金が必要になっているのかなんとなくは理解しているけど、

では、具体的にどれくらいなのかまで把握している方は

割と少ないのでないかと思います。

 

なので、今回は予行練習がてら

一般的だと思われる家庭(子供2人)をモデルにして

家計の収支を洗い出していってみたいと思います。

 

おはようございます。

シンプルノート岡山北/倉敷スタジオの風間です。

 

では、まずは収入からですが、

仮にご主人の年収が400万円で

奥さんの年収が300万円だとしたら、

おそらくご主人の手取りは毎月平均26万円ぐらいで、

奥さんの手取りは毎月平均20万円ぐらいだと思います。

つまり毎月46万円ぐらいが世帯収入ということです。

 

続いて支出です。

前回お伝えした項目に数字を当てはめていってみましょう。

・家賃+駐車場代=月75,000円

・電気代=月平均6,000円、

・ガス代=月平均6,000円、

・水道+下水道代=月平均4,000円、

・家財保険代=月平均1,000円、

・車のローン(2台分)=月50,000円

・ガソリン代(2台分)=月平均30,000円

・車検代(2台分)=月平均10,000円

・車の保険代(2台分)=月平均10,000円

・車の税金(2台分)=月平均5,000円

・車のメンテ代(2台分)=月平均2,000円

(オイル、バッテリー、タイヤ交換など)

・習い事代(2人分)=20,000円

・携帯代=12,000円

・ネット&TV代=7,000円

・美容室代(2人分)=月平均12,000円

・外食代=月平均10,000円

・旅行代=月平均10,000円

・サブスク代=月5,000円(ネットフリックスやアマゾンなど)

・食料品代=月平均100,000円(日用品代・化粧品代・衣料品代なども含む)

・小遣い(2人分)=40,000円

・生命保険代=月10,000円

・医療保険代=月5,000円

・学資保険代(2人分)=20,000円

ざっとこんな感じでしょうか。 

 

これらを合計すると450,000円となったので、

仮にこれに加えて奨学金があるとしたら、

貯金が出来ないどころか、

これまで貯めてきた貯金を切り崩さないといけない

状態になっているということになります。

 

それゆえ、このご家庭に関しては、

返済額をいくらにするかの前に家計を矯正しなければいけません。

現状では家賃並みの返済でも貯金を切り崩し続けてしまうだけですから。

 

✔️見直すべき点は固定費

 

まず、見直すべきところは車にかけるお金です。

上記項目の中で車に関連した費用を合計すると

1台所有すれば毎月5万円以上かかるわけですから。

 

なので、車の台数を1台にするとか(これが最も効果があります)

あるいは、買う車を中古にし、車体価格をグンと抑えるとか、

ランニングコストとなる燃費をグンと抑えられる車にする

といった工夫をなるだけ早くすべきだと思います。

 

続いて見直すべきところは保険です。

 

生命保険に関しては、家を建てると必然的に

団体信用生命保険という掛け捨ての定期保険に入ることになるため、

万が一の死亡保証に備える必要がなくなると

考えていただいて問題ないと思います。

 

学資保険に関しても、

保険期間が短過ぎることから残念ながら全くお金が増えないので、

入っている意味はほぼないと考えていただいても問題ないかと思います。 

 

というわけで、保険に関しても家を建てると同時に

思い切って見直してみていただけたらと思います。

  

そして、ここで浮いてきたお金は全て「つみたてNISA」に

注ぎ込んでいただきたいと考えています。

もちろん、ご夫婦そろってです。

 

理由は、銀行にお金を預けておくよりも、

また保険で運用するよりもお金が増える可能性が高いから、

そして、必要なタイミングでお金を引き出すことも出来るからです。

 

個人的には、ここまでしていただいた上で、

家づくりに取り掛かっていただきたいと考えています。

 

先程リアルに数字をご覧いただきましたが、

よほど突き抜けて収入が高くない限りは、

たとえ共働きだとしても決して生活が楽というわけではないはずです。

 

なので、これから家を建てようとお考えの方は、

夫婦で未来の計画についてよく話し合っていただいた上で、

より正確な資金計画が立てられるよう

収入と支出について考えていただければと思います。 

 

それでは、、、