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ハイコストな家をローコストで建てる秘訣
3.ハイコストな家をローコストで建てる秘訣
弊社が建てる家の中には、
「中庭」をつくっているお家がありますが、
その理由は、それがその土地で懸念される
問題点を解決するための最良の手段だからです。
例えば、周囲が家に囲まれていたり、
南に隣接して家が建っている場合、
近隣の家から十分な距離を確保出来ないまま
窓をつくったとしても、
その窓から光を採ることが出来ません。
それゆえ、家全体に光を届けるために、
“中庭”をつくることで、
近隣の建物から窓までの距離を確保したわけですが、
とはいえ“中庭”をつくるとなれば、
どうしても建築コストが割高になってしまいます。
こんにちは。
シンプルノート岡山北/倉敷スタジオの上村です。
というのも、“中庭”をつくると、
壁の面積が増えてしまうからです。
つまり、外壁工事にかかる費用や
内装工事にかかる費用、
そして断熱工事にかかる費用などの
コストが増えてしまうため、
その分建築コストがアップしてしまう
ということですね。
また、壁の面積が増えるということは、
それに伴って基礎工事の面積も
増えることにもなるため、
同時に基礎工事の費用までも
アップすることになります。
これらの理由から、
“中庭”がある家は割高になってしまうのですが、
ここからは、予算を一切上げることなく、
また、品質を一切落とすことなく、
“中庭“がある家を建てる方法について、
お伝えしていきたいと思います。
✔家の品質を一切落とさず建築コストを抑える工夫
そのためには、
2つの工夫が必要になります。
工夫1:必要以上に部屋を大きくしない
まず1つ目の工夫が、
必要以上に部屋を大きくしないということです。
例えば、あなたは、
寝室にどれくらいの広さを求めますか?
10帖でしょうか?
あるいは8帖でしょうか?
あるいは6帖でしょうか?
仮に、あなたが、
寝室は、ただ寝るだけのスペースだとお考えであり、
かつ、寝室にはベッドしか置かないとしたら、
ベッドのサイズや個数によっても違いますが、
多くの場合6帖もあれば充分です。
6帖あれば、ダブルベッドを
2台並べて置くことが出来ますからね。
となると、10帖つくるより
4帖もカット出来ることになり、
結果100万円〜120万円も
コストがカット出来ることになります。
LDKに対しても、あまり大きくつくりすぎると
掃除をする面積が増えたり、動線が長くなったり
日々の負担をあえて自身で増やすことになって
しまいます。
工夫2:やみくもに部屋を多くつくらない
そして、2つ目の工夫は、
やみくもに部屋を多くつくらない
ということです。
例えば、親御さんが泊まりに来た時や、
来客の時のための “和室”は、
本当に必要な部屋なのでしょうか?
仮に、この和室が6帖だとしたら、
この部屋には150万円ぐらい
コストがかかっているのですが、
それをつくったとして、
一体どれだけの頻度で
その部屋を利用するでしょうか?
親御さんが泊まりに来た時は、
子ども部屋で寝てもらうようにすれば
いいわけだし、
そもそも、そんなにしょっちゅう
来客があるわけじゃないでしょうしね。
✔家をコンパクトにする方が合理的
この2つを意識しながら、
家づくりをしていただければ、
必然的に家はコンパクトになります。
そして、その結果、
家のコストをカット出来るようになり、
コストが上がる要因となる
“中庭”をつくったとしても、
決して驚くような金額にはなりません。
また、家をコンパクトにすれば、
必然的に光熱費もカット出来るようになります。
あるいは、最小限の光熱費で、
家全体を温度差のない
快適な空間にすることが出来ます。
弊社では、このような考えのもと、
家づくりをご提案させていただいているので、
そんなお家が見てみたいとお考えであれば、
いつでもご連絡いただければと思います。
それでは、、、