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実生活のことまで熟慮した間取りづくり

実生活のことまで熟慮した間取りづくり

6実生活のことまで熟慮した間取りづくり

 

例えば、30〜35坪ぐらいしかない土地は、

“狭小地”と呼ばれる土地の部類に入るのですが、

このような狭小地で家を建てる場合、

必ず2階建てになります。

 

そして、1階には、

リビングダイニングキッチンと水回りが配置され、

2階には、寝室と子供部屋が配置されるのですが、

このようなお家で犯しやすい失敗は、

 

✔少しでも光を採り込もうと

窓を多くつくったものの、

逆に家の中が丸見えになってしまい、

結局カーテンが開けられず

家の中が薄暗くなってしまった・・・

 

✔必要な場所に収納が不足してしまい、

片付けにくく、いつも散らかっている

掃除までもしにくい家になってしまった・・・

 

✔洗濯動線を考える時、

干す→取り込む→たたむ→片付ける、の

全ての流れを考えて動線をつくっていないため、

実際住んでみて初めて、

その動線の悪さと不便さに

気付くことになってしまった・・・

 

といったことです。

つまり、生活面において、

よくない影響が出てしまうというわけですね。

 

それゆえ、光の採り込み方はもちろん、

収納のつくり方、そして家事動線のことも、

実生活のことを考えながら、

間取りをつくるようにしなければいけません。

 

こんばんは。

シンプルノート岡山北/倉敷スタジオの上村です。

 

景観にも配慮した理想的な動線

 

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例えば、

実家の隣に建っていた古い家を取り壊し、

建て替えをしたこちらの住まいは、

「ここに家って建つの?」

と疑問に思うぐらい狭い土地でしたが、

このような敷地条件の中でも、

洗濯の一連の作業が非常に楽になるような

間取りをご提案させていただきました。

 

このお家が建つ土地は、

接道が南であるため、

1階の一番北に水回りを配置し、

2階の一番南にベランダをつくり、

そこに洗濯物を干すという間取りを

つくってしまいやすい土地です。

 

しかし、そのような間取りにしてしまうと、

水回りは薄暗くて寒くなってしまう上に、

脱衣室から一番遠いところまで、

重たい洗濯物を持ち運びしないといけなくなります。

 

これって、歳をとるに連れて

どんどん辛くなっていきますよね?

そして、足腰が弱くなってしまった時には・・・

 

それゆえ、1階で洗濯作業の全てが

解決する間取りとさせていただきました。

 

http://simpleinc.jp/blog/wp-content/uploads/2018/11/DSC6906-300x200.jpg

 

まず、洗面脱衣室は、

南向きとさせていただきました。

そして、窓の向こうには、

洗濯物が干せるデッキを

つくらせていただきました。

 

こうすることで、晴れた日は、

洗濯機からわずか数歩で、

太陽が当たる場所に洗濯物が干せるし、

花粉が飛ぶ時期は、

太陽が射し込む洗面脱衣室に

室内干ししておくことが出来ます。

 

また、そのデッキへは、

リビングからも出られるようにしているため、

 

http://simpleinc.jp/blog/wp-content/uploads/2018/11/DSC6896-300x200.jpg

乾いた洗濯物を、

リビングに取り込むことが出来ます。

 

さらに、リビング近くに、

ファミリークローゼットをつくり、

そこに、乾いた洗濯物を、

そのままハンギング出来るようにしました。

  

もちろん、洗濯物を干すデッキは、

周りから見えない場所につくり、

かつ目隠しもしているので、

家の景観も美しい状態のまま維持出来ます。

 

いかがですか?

景観にも配慮しつつ、

理想的な動線の住まいになっている

と思いませんか?

 

ということで、今回はここまでで、

引き続き次回も、こちらの住まいについて、

別の角度からお伝えしていきたいと思います。

 

それでは…

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